この動画では、マンガの描き方が分からずタテヨミマンガの制作を諦めている人に向けて、文章とイラストで物語を表現する「タテヨミノベル」の作り方を解説しています。
タテヨミノベルとは?
タテヨミノベルは、詩のような短い文章とイラストを組み合わせた、タテヨミマンガの新しい形式です。
背景の色やフォントにこだわったり、キャラクターを一部だけ見せる大胆な構成など、普通のタテヨミマンガとはまた違った表現が可能です。
「いつもは小説を書いているけどタテヨミマンガにも挑戦してみたい!」
「新しい創作活動にチャレンジしたい!」
そんな人にぴったりなので、ぜひ動画を見て実践してみてください!
準備するもの
- 本文テキスト
- 一枚絵イラスト
- 編集ソフト
制作手順
①本文テキストの執筆
まずは物語の根幹となる本文テキストを考えましょう!
キャンバスサイズの関係上、1行あたりの文字数は20~25文字、全体は30~50行ほどがおすすめです。
小説のように書いても良いですが、詩のようなテイストも形式にマッチしています。
②イラストの用意
テキストが書けたら、それをもとにイラストを用意します。
自分で描いてみるのはもちろん、好きなイラストレーターの方に依頼をしてみるのもひとつの手です。
イラストを描く、もしくは発注するときのポイントは、キャラクターと背景のレイヤーを分けること。
タテヨミノベルは、素材の種類やパターンが多いほど表現の幅が広がるので、キャラクターや背景をそれぞれバラバラに使用できるようにしましょう。
③編集ツールでの配置
イラストが用意できたら、編集ソフトを使ってテキストをキャンバスに流し込んでいきます。
動画ではAdobe Illustratorを使っていますが、 CLIP STUDIO PAINTなどのイラスト制作ツールやPowerPoint、アイビスペイントなどの無料ソフトでも作成できます。
タテヨミマンガのキャンバスサイズは、代表的なもので横が690~1600px、縦が5000~20000pxと幅広いです。
タテヨミノベルの場合は、横690~800px、縦5000~10000pxなどで初めてみましょう!
本文を流しこむ際のポイントは、「行間隔」と「フォント」です。
タテヨミマンガではコマの間隔によって時間の幅を表現する手法がありますが、タテヨミノベルではテキストの行間隔がそれにあたります。
また、横書きの文字を縦にスクロールする関係で、明朝体よりもゴシック体のフォントの方が可読性が高くなります。
演出で一部フォントを変更することもありますが、基本となるフォントは読みやすさを重視して選びましょう。
本文を流し込んだらイラストを配置していきます。
シーンに合わせて、キャラクターや背景素材などを思い思いの形で切り取っていきましょう。
不透明度を変更したり、枠線で囲ったり…表現方法には無限の可能性があります!
④演出効果・グラデーションの調整
イラストが配置されていない箇所には背景色を追加したり、グラデーションを施したりしましょう。
背景が切り替わる境界をグラデーションでぼかすと、読者はつなぎ目に違和感を抱かずに読むことができます。
全体を整えたら完成です。
ぜひ試してみてください!
タテヨミマンガが完成したらpixivに投稿しよう!
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